基本情報
ハードカバー 48ページ 190*285mm 415g ISBN:9791170281160 / 2017-01-24
本紹介
心を覗いて私について考えさせる絵本だ。 「私は誰か?」という成長過程で誰もが持つ疑問だ。 私を覗き、私の姿をありのままに認めることは、人が成長するために必ず必要なことだ。 「心の泉」はその過程を子供たちが理解しやすいように動物と泉に比喩して見せてくれる。
オオカミは自分の心に出会い、大きな混乱を経験する。 予想とは違う心の姿に戸惑い、逃げ出し、激しく戦う。 その過程の終わりにありのままの自分を受け入れるようになる。 オオカミのように誰もが心の中には違う姿がある。 偉い面があれば醜い面があり、強い面があれば弱い面もある。 このような多面性を認める行為は、自分を愛し尊重させる。 そして自己中心的だった視線を外部に向け、他人を見つめるようにする。
<心の泉>はオオカミの心の物語であり、同時に私たち皆の心を語る。 この本を見た子供たちが心の色々な姿を知り、自分の他の姿について考えてみる契機になるだろう。
プロット
ある日、オオカミが水を飲もうとすると、泉にはウサギが映っています。 驚いたオオカミが後ろを振り向きましたが、森にはオオカミだけです。 オオカミがうなってもウサギは身動きもせず、オオカミをじっと見守ります。 やっとオオカミはウサギが泉に映った自分の姿だということを知りました。
「私が弱いウサギだなんて!’ オオカミは弱い自分の姿を誰にも見つかってはいけないと思います。 それでオオカミは他の友達が自分を見ることができないように身を隠します。 そして、みんなが眠っている夜に、誰もこっそりウサギを追い払おうとします。 しかし、ウサギは消えません。 オオカミはウサギを無くすことができるでしょうか。 いや、心をなくすというのは可能なことでしょうか?
著者と翻訳者の紹介
チョウ·スギョン(ジウン)
弘益大学で陶芸を専攻し、イギリスのキングストン大学でイラストレーションを勉強した。心の中で起こる様々なことを覗き込み、じっくり考えるのが好きだ。自由に想像し、深く悩み、楽しく夢見ることができる絵本を作るのが望ましい。書いて描いた絵本でくまがきた!》 「私」「心腺」「私の尻尾」がある。『私』で国際イラストレーションアワード(World Illustration Awards)子供本プロフェッショナル部門WINNERに選ばれ、『私』を基盤に作ったアプリで「大韓民国電子出版大賞」の大賞を受賞した。
最新作:『グレートモンスター クラッケルピティア』,『熊が来た!>、<私>… 全11種
出版社提供の本紹介