基本情報
ハードカバー 40ページ 206*234mm 400g ISBN:9788952783318/ 2006-10-30 原題:The Treasure
本紹介
自分の家のかまどの下にある宝物を発見するために、靴底がすり減るほど遠い旅に出なければならなかった貧しい老人、イサクの宝物のような話。 秀麗な絵とともに希望と努力、可能性に対する信頼、そして謙遜の徳目を伝える作品で、水墨画の感じを乗せてイギリスから伝わる昔話を再構成した。 カルデコット·アーナー賞受賞作
イサクはあまりにも貧しい老人だ. ある日、夢が例示した通り宝物を探して王宮に遠い旅に出るが、王宮に到着してようやく自分の家のかまどの下に宝物があることに気づき家に帰ってくる。 しかし、遠い道を回ったことを残念に思わない。 宝物を探すように例示を与えた神様に感謝しながら礼拝堂を建て、「近くにあるものを探すために遠く離れなければならない時もある」と自身が悟ったことを壁に刻む。
いくら近くにいても宝物を得るために遠い旅に出なければならない苦労と苦労が必要だったように、何でも大切なものを得るためには忍耐と努力、真心が必要だということを隠喩的に伝える。 また、宝物の位置を知らせてくれた歩哨隊長に宝石を配る部分で、自分が得たものに感謝の気持ちを持って一緒に分かち合うことができる心遣いこそ宝物をさらに貴重にするということを感じさせる。
プロット
貧しい老人の穂は夢を見る。 首都王宮前の橋の下に宝物があるので訪ねて行けという夢だ。 最初は無視したが、同じ夢が3回繰り返されると、イサクは宝物を探して王宮に遠い旅に出る。 王宮前の歩哨隊長が、イサクが遠い道を来るようになった一部始終を聞いて呆れながら話す。 私もいつか夢を見ましたが、その夢通りなら、私も今すぐあなたが去ってきたというその村に行って、イサクという人の家のかまどの下で宝物を探さないといけないでしょう。 イサクは初めて自分の宝物がどこにあるかを知り、家に帰ってくる。 本当にかまどの下で宝物を見つけたイサクは、神に感謝する気持ちで礼拝堂を建て、宝物の位置を知らせてくれた歩哨隊長にも宝石を送ってくれる。
著者と翻訳者の紹介
ユーリ·シュレヴィッツ (Uri Shulevitz) (ジウンが)
1935年、ポーランドで生まれた。 ユダヤ人である彼の家族は、彼が4歳だった年から第2次世界大戦の砲火に包まれた祖国を脱出し、ヨーロッパのあちこちをさまよった。 書店で絵本をめくるのが唯一の楽しみだった、途方に暮れる放浪生活は幼いシュレヴィッツの芸術的感性に大きな影響を及ぼした。 彼は1957年にニューヨークに移住し、美術の授業を受け始め、この時から芸術的な才能を開花させ、1968年に『世界にかけがえのないバカと空飛ぶ船』でカルデコット賞を受賞した。 その他の作品として「夜明け」、「雨の日」、「私が出会った夢の地図」、「宝物」、「秘密の部屋」、「冬の夕暮れ」などがある。
受賞:2009年カルデコット賞、1999年カルデコット賞、1980年カルデコット賞、1969年カルデコット賞、0年カルデコット賞(外書)
最新作:『雪が降れば』、『Chance偶然』、『冬の夕暮れ』… 全113種
崔淳姫(チェ·スンヒ)
韓国外国語大学英語学科を卒業し、アメリカ南カリフォルニア大学大学院で図書情報学を学びました。 ロサンゼルス市立図書館で10年間勤務し、今は作文とともに優秀な英米児童文学作品を国内に紹介する作業をしています。 書いた本に小説『不穏な天気』と散文集『娘のいる風景』、『広い葉の道の家、そして古い路地の記憶』があり、訳した本に『秘密の家テラビシア』、『フレデリック』、『時間のしわ』などがあります。
最新作:『幸福に生きる方法』、『その家はそこにない』、『ネズミを誘う』… 全147種
出版社提供の本紹介
思いがけず宝物を発見することになった貧しい老人、イサク。
その宝物をどう使うべきか。
宝物は一体どこに隠れていたのだろうか。
秀麗な絵とともに希望と努力、可能性に対する信頼、
そして謙遜の徳目を伝えるユリ·シュレヴィッツの《宝物》!
「宝物」の真意を伝えるユリ·シュレヴィッツのカルデコット·アナ賞受賞作!
「宝物」の最初のページを開くと、まずびっくりする。 「どんなに貧乏なのか夕食も食べずに寝るのが常」だったイサクのお腹の中を見せるかのように、最初のページには何の絵もなく空っぽになっている。 しかし、最初のページだけではない。 「二度と貧しくないようによく」生きるようになったという最後のページにも絵がないのは同じだ。 あまりにも貧しい老人イサクが思いがけない「宝物」を発見し、あらゆる贅沢を享受する姿を見ることができるかもしれないが、そんな平凡な展開とは全く違う「宝物」。 この作品はどんな象徴を抱いているのだろうか。
大切なものを手に入れるための忍耐と努力
そして「宝物」をより価値あるものにする知恵!
イサクはあまりにも貧しい老人だ. ある日、イサクは夢が例示した通り宝物を探して王宮に遠い旅に出るが、王宮に到着してから宝物は自分の家のかまどの下にあるということに気づき、再び家に帰ってくる。 その次に見える穂の姿は私たちに多くのことを悟らせる。 アイザックは宝物を探すために遠い道を回ったことに悲しまない。 宝物を探すために例示を与えた神様に感謝しながら礼拝堂を建て、「近くにあるものを探すために遠くに去らなければならない時もある。」と自身が悟ったことを壁に刻む。 いくら近くにいても宝物を得るために遠い旅に出る苦労と苦労が必要だったように、何でも大切なものを得るためには忍耐と努力、真心を入れなければならないことを隠喩的に伝える。 また、イサクは王宮の前で自分に宝物の位置を教えてくれた防長大将にも高価な宝石を送ってくれる。 自分が得たことに感謝する気持ちを持って一緒に分かち合える心遣いで「宝物」をより一層貴重にしている。
私の心の中に隠された宝物探し
「宝物」で最も印象深い部分であり反転ではない反転を見せる部分は、遠くにあると思っていた宝物がまさに自分の家のかまどの下にあったという点、いざ他の人がイサクの宝物がどこにあるのか知っていたという点だ。 それなら、私たちが最も大切にし、真心を込めて、熱心に探して取り出して、貴重に使わなければならない何も、まさに私たち自身の中にあるのではないだろうか。 誰もが内面に輝く何かがあるという可能性を信じて、自ら熱心に磨いて取り出して貴重に使うこと、それが「宝物」が伝えるもう一つの貴重な宝石だろう。
「宝物」をより価値あるものにするユーリ·シュレヴィッツの絵
1980年にカルデコット·アーナー賞を受賞した「宝物」は、英国から伝わる昔話をユーリ·シュレヴィッツが自分だけの慎ましやかな文章と絵で再構成した作品だ。 ユリ·シュレヴィッツはすでに「雨の日」、「夜明け」、「秘密の部屋」などの作品を通じて優れた映像美と東洋的な情緒をよく表現した作家として定評がある。 『宝物』でも所々水墨淡彩画を連想させる自然風光で、ユーリ·シュレヴィッツの相変わらずの映像美を感じさせる。 前半部と後半部の絵がまるで左右を変えて反転させたような似たような感じを与える構成、映画フィルムを一コマ一コマ見るような静止した動作と節制された人物表情が、背景に描かれた自然の美しさを視覚的にさらに浮き彫りにし、東洋の静的な感じをたっぷり伝える。 文とよく調和しながらも文に縛られず自由な生命力が感じられるユリ·シュレヴィッツの秀麗な絵は「宝物」のような貴重な話に光を加える。