基本情報
240쪽 128*188mm (B6) 240g ISBN : 9791190812207
本紹介
本格的な非対面時代、オンラインで本の集まりの上手な方法案内書が出版された。図書館、教育庁、中高校、大学などで読書討論と作文を講義してきた著者4人が「オンライン本の集い」だけの特徴と問題状況を分析し非対面読書会ノウハウを整理した。
1部ではオンライン本の集まりとオフラインの集まりの違い、準備しなければならない心の姿勢と道具には何があるのかを扱う。オンラインに対する拒否感がある人から装備操作が下手で悩む人の問題まで詳細に扱う。第2部ではオンライン本の集まり運営原則と問題解決法を提示する。オンライン環境だけで指摘しなければならない原則と問題状況を著者たちの実際の経験談を例に挙げて説明してくれる。3部ではオンライン本の集まり運営に役立つチップを実際の成功事例を例に挙げて伝える。本の会の運営者と参加者の両方に必要な実際的な内容がいっぱいだ。
目次
第1部オンラインブックミーティングに参加するための2つのウォーミングアップ
1枚 心の準備
01_ オンライン 本の集まりはオフライン 本の集まりと同じでありながら違う
02_ オンライン体質でなくても大丈夫
03_ 本会議の経験がなくても大丈夫
04_ 口下手でも、完璧主義性向でもいい
05_ シニアでもうまくできる
06_ 読書速度が遅くても、読書量が足りなくても大丈夫
2枚 ツール 準備
01_ パソコンの操作が未熟でも大丈夫
02_ 必要な装備と使い方
03_ 知っておくと便利なオンライン会議プラットフォーム
04_ ビデオ型とテキスト型に分かれるとき
05_オンライン上の小会議室はいつ必要だろうか
06_画面に見えるプライバシーの露出が心配な時
第2部オンライン本会議の原則と問題解決法
第1章 会員募集と運営原則
01_ 会員募集方法と適正規模
02_ オンライン 本集まりの性格を外部に広報する方法
03_ オンライン 本会議での適切な呼称法
04_ オンライン 本会議の運営規則
05_ オンライン会議資料と集まり ルーム リンク 共有 時期
第2章オンラインブックミーティングにおける問題と解決法
01_ 沈黙または多辺の間でコミュニケーションを円滑にする方法
02_待ち時間の活用方法
03_ 会員の完読率が落ちた時の運営方法
04_ 図書 分野別 討論 満足度を高める方法
05_ 意見衝突が起きた時に調整して仲裁する方法
06_ オンラインでのみ消極的な会員に対する接し方
07_ チャット画面オンオフを繰り返す会員を管理する方法
08_ 休み時間を効率的に活用する方法
09_ 共同司会者システムの活用方法
10_ オンライン 本会と作文会を並行する方法
11_ 私語と討論のバランスの取り方
3部 私事ながら知ったら役に立つ本の集まりのコツ
第1章「関係」はすべての問題の始まりと終わり
01_ 欠席率が高くなる時
02_当日不参加通知を繰り返す会員がいる場合
03_ 有料本の集まり 司会者が気に入らない時
04_会員たちの親交でマンネリズムに陥る時
05_オフラインの集まりに切り替える時点が悩む時
06_ オンライン 本の集まりを参観したい時
第2章 本の集まりに活力を与えるプログラム
01_ レビューを書く 本 集まり
02_ 朗読して読書から逸脱する本の集まり
03_ オンライン 本集まりで反応が良い本
04_ 文化芸術活動とオンライン 本の集まりにつなげる方法
05_ オンラインで絵本の集まりもできるかな?
06_子供向けのオンライン 本会の運営方法
07_ 青少年 オンライン 本集まりの作り方
本の中で
P. 61
オンライン本の集まりだからといって、多様な装備を備えなければならないか、すべて変える必要はない。しかし、コミュニケーションの一つの方法としてもう少し良い画質を望むか、声を明確に伝えたければウェブカメラやマイク程度だけ専用製品を使っても満足できる本の集まりができる。装備も重要だが、それよりはオンライン本の集まりを共にする会員たちとの疎通が先ではないか。いくら良い装備を備えても、一緒にする会員たちの心を読むことができなければ無駄だ。
P. 72
ビデオ型が好むビデオ討論を先に行い、続いてテキスト型が望むチャット方式の集まりをすれば相互補完になる。ビデオ型討論を5回、テキスト型の集まりを3~4回程度してみると効率的だ。計8~10回を満たせば、再び同じ手順をもう一度繰り返す。この過程で会員たちは、非選好の会方式にも関心を持って慣れる。
P. 103
真っ先に会合期間を決める。概ね3ヶ月、6ヶ月、1年単位で行われる。回数、つまりどれくらいぶりに集まるかも決める。あらかじめ計画を立てておけば、個人の日程と重ならないように調整できる。最小参加人数も決める。少なくとも3人が集まる時に進行し、それ以下なら延期するというような原則を定めれば持続するかどうかを明確にすることができる。
P. 112
もし初めて始める集まりなら、資料とリンク共有方式を運営者が決めても良い。会員たちは運営者が定めた規則に従うことになり、集いが繰り返されれば会員たちと意見を交わして細かくその集いだけの規則を定めることになる。
P. 142
このように本の集まりによく参加していた会員がオンラインに転換した時、消極的な態度を見せるなら、まず原因が何かを調べなければならない。大きく2つの理由で考えられる。一つは技術的操作に対する恐怖であり、もう一つはデジタル自体に対する情緒的拒否感だ。もしオンラインプラットフォームの使い方がよく分からなくてそうなら、それに慣れるように助ける。
P. 227
オンライン本の集まりは大人だけではない。子供でも十分できる。運営を成人が行う場合が多いだけだ。ただ、両親がオフラインの本の集まりに比べてオンラインの集まりを嫌う傾向を見せている。すでに子供たちがゲームやユーチューブなどに時間をたくさん奪われているため、本の集まりまでオンラインにするとすれば、まず心配からする。
著者と翻訳者の紹介
キムミンヨン(ジウン)
放送作家、映画批評活動家、出版記者として働いた。著述と講義が業であるフリーランサー15年目の作家だ。ソウル市教育庁、国立中央図書館、ソウル教育大学、淑明女子大学、中央大学で読書討論と作文を講義した。一日を本の集まりと作文、運動で構成し、「書くドーナツ」というブログを運営している。書いた本として『私は今日も本の集まりに行く』『最初の文章の恐怖をなくせ』共著『質問する読書の力』『書評作文特講』などがある。
最新作:<オンライン本の集まりの上手な方法>、<私は今日も本の集まりに行く>、<質問する読書の力>···全19種
リュ·ギョンヒ(ジウン)
読書討論講師および研究者。カトリック大学院で読書教育を専攻した。学校、公共図書館および教育庁などで読書討論と作文を講義し進行する。「大人も絵本」、「オンライン読書討論」、「パク·ワンソが恋しい時」等、オンラインとオフラインで集まりを企画し進行している。研究論文は「中年女性の人文絵本経験研究-読書討論内容を中心に」として、共著として「作文で私を探す」「キム·ドンシク小説集で討論する」「今は、一緒に歩く」等がある。
最近作:<オンライン本の集まりの上手な方法>、<作文で私を探す>···全3種
オ·スミン(ジウン)
学習共同体崇礼文学堂読書討論リーダーと作文講師として活動する。淑明(スクミョン)女子大学理学博士。
新型コロナウイルス感染症を体験しながら「子供オンライン作文」授業を作り、全国の子供たちに文章を書く楽しさを伝播している。学校、図書館、教育庁、ハンギョレ教育で講義をしたり討論を進めた。忠北CBSラジオ時事フォワードでコーナー<甘い作文>進行者として活動中だ。『オンライン本の集まりの上手さ』、『絵本の集まりの上手さ』、『日常人文学習慣』を共著した。
最近作:<子供たちが心で文を書きます>、<[大文字図書]日常人文学習慣>、<日常人文学習慣>···全7種
イ·ヘリョン(ジウン)
図書館、学校、公共機関で読書討論、本の集まりの講義を行っています。青少年期には読書マニアだったし、これからもそうしようと思います。学堂で青少年読書会を率いています。共著で『オンライン本の集まりの上手な方法』を書きました。
最近作:<[大文字図書]日常人文学習慣>、<日常人文学習慣>、<オンライン本の集まりの上手な方法>···全3種
出版社提供の本紹介
非対面時代、これからは本の集まりもオンラインで行う!
運営者と参加者のための41のオンラインブックミーティングの秘訣
◊ ◊ オンライン本の集まりはオフラインの集まりとどれくらい違いますか?
◊ ◊ オンライン体質でなくても大丈夫でしょうか?
◊ ◊ シニア世代もオンライン本の集まりをうまくできるでしょうか?
◊ ◊ 私にぴったりのオンライン会議プラットフォームは何でしょうか?
◊ ◊ オンライン本の集まりに必ず必要な装備は何でしょうか?
◊ ◊ オンライン本の集まりの会員募集方法と運営規則はどのように決めますか?
◊ ◊ 待ち時間と休み時間はどのように活用すればいいでしょうか?
◊ ◊ 意見の衝突が起きた時に調整して仲裁する方法はありますか?
◊ ◊ オンライン本の集まりに活力を吹き込むプログラムが別にありますか?
◊ ◊ 読書と関連のないプログラムを進めてもいいですか?
◊ ◊ オンラインミーティングをいつオフラインに転換すればいいでしょうか?
◊ ◊ オンライン本の集まりに参観するだけでいいですか?
◊ ◊ 子供と青少年もオンライン本の集まりをうまくできるでしょうか?
◈ ◈ オンラインでも本の集まりがうまくできるかな?
- - オンライン本の集まりはオフラインの集まりほどではないという考え
読書は一人でも十分にできる活動だ。それでも多様な読書会が存在する理由は「共に読む」の力を知っているためだ。本の集まりをすれば一人で読む時には接することができない多様な観点を得て視野が広くなり、読書の動力が持続、増幅される。しかし、新型コロナウイルス感染症で本格的な非対面時代が到来し、各種本の集まりが中断された。しばらく挫折していた会の会員たちは、代案を探し始めた。オンライン非対面の集まりだ。
スマートフォンが日常化した時代にオンラインの集まりぐらいは誰でも簡単にできるのではないかと尋ねる人もいるだろうが、必ずしもそうではない。直接対面を好む人たちはオンラインの集まりを避けながら憂鬱感に陥り、IT装備の操作に慣れていないシニア世代は時代変化に適応できず挫折感を感じる。かなりオンライン文化に慣れていると自負する運営者も
多様なテレビ会議プラットフォーム機能と特性を熟知できず、集いを円満に導くことができない。オンラインでは特に持続力と結束力が落ち、運営者の悩みは深まるばかりだ。このような悩みはオフラインの集まりでも生じるが、直接対面できないことで生じる隙間は予想よりさらに多くの問題を生む。
これに対し本の集い運営者であり会員であり、図書館、学校、教育庁など色々な機関で読書討論と作文を講義してきた著者たちが現場で接した多様な問題を点検し整理した。口下手で、人見知りがひどくて、オンラインに不慣れでなどの参加者個人の悩みから、集まりの運営法と持続力で焦がす運営者の哀歓をあまねく盛り込んで解決法を提示する。
◈ ◈ オンライン本会議の現場事例を盛り込んだ親切な案内書
- - 心と道具の準備、会員募集と運営原則、問題解決法を提案する
全体構成は計3部に分けられる。1部は準備編だ。本の集まりに先立ってどんな心の姿勢を持てばいいのか、必要な道具には何があるのかを扱う。オンラインミーティングに拒否感と恐怖がある人に役立つ内容が含まれ、装備操作が下手な人のために道具を一つ一つ案内し、使い方を説明してくれる。さらに、オンラインビデオ会議プラットフォームとしては何があり、どのような長所と短所があるのかを分析する。
2部は実戦編だ。オンライン本の会の会員募集はどのようにし、運営原則はどのような内容でいつ立てるべきかを扱う。また、沈黙と多辺の間で対話が楽に行き来できるようにする方法、接続待機時間と休憩時間に活用できるプログラム、画面に見えるプライバシー露出を避ける方法などオンライン本の集まりで生じる問題と解決法を案内してくれる。
第3部は持続可能な本の集まりのための方法編だ。欠席率が高くなる時、会員たちが親交によってマンネリズムに陥った時、子供と青少年の本の集まりを作ってみたい時などの状況にどのように対応すべきかから本の集まりに活力を加える拡張プログラムを紹介する。
◈ ◈ 本の集まりの本質は「関係」だ
- - 「オンタクト」時代にぴったりの本の集まりを夢見る人たちのために
本の集まりを単なる社交の集まりと考えるなら、この本は不必要に感じられるかもしれない。しかし、ここでいう本の集まりは親睦を図るための手段だけではない。本と特定
テーマをめぐって論題を選び、深く討論する会だ。特に「非競争読書討論」を指向するという点が核心だ。どんな考えであれ、どんな言葉であれ、本の集まりでは皆尊重される価値があるという事実を前提とする。
オフラインかオンラインかは別として、すべての集まりの本質は「関係」だ。健全な関係の鍵は合意と尊重である。本の集まりも同じだ。この本は技術的な問題から心理的な問題までどんな点を合意し尊重しなければならないのかを扱い「オンタクト」時代にぴったりの本の集まりを夢見る人たちに力になろうと思う。オンライン本の集いに関心があるが、まだ始めていないならば、本の集いを運営しているならば、本の集いの持続可能性で悩むならば、良いプログラムで集いに活力を加えたければ読んでみる価値がある。