イグムイ(ジウンイ)、コジョンスン(絵) 四季 2019-03-2688ページ 165*215mm 220g ISBN : 9791160944570
本紹介
児童青少年文学の代表作家、イ·グムイの新しい童話
ドレスを脱ぎ捨てた白馬に乗った王女の物語
小さな王国に住む桜桃姫は、幼い頃から一つの伝説を聞いて育った。 自分勝手に育った暴れん坊姫のために民が皆去ってしまった話だ。 桜桃姫は暴れん坊姫のようにならないように、いつも模範を示す。 ところが、幼い子供たちは桜桃より暴れん坊姫にもっと似たいと思う。 ユスラウメが知らない話の断片がもっとあったのだ。 暴れん坊姫の伝説を全て知れば、読者も姫らしいのが何なのか、自分らしいのが何なのか気になるだろう。
『一夜』で竜宮に関する昔話を現代に合わせて再構成し、生と死を自然に話したイ·グムイ作家が、今回は性役割の固定観念から完全に抜け出した新しい姫の物語を誕生させた。 作家が組んだしっかりした構成を基に、暴れん坊姫の隠された伝説が明らかになり、桜桃が変化していく過程が立体的に繰り広げられる。 四季低学年文庫67冊目。
たくましいお姫様が繊細な王子様に出会ったら?
白雪姫、シンデレラなど古くから伝わる童話の中で、王子は勇敢で進取的な人物で、王女は白馬に乗った王子を待つ依存的な人物として描かれる場合が多かった。 このような童話は、子供たちに性役割に対する誤った固定観念を植え付けた代表的な例として挙げられる。 『暴れん坊姫のように』はこのような偏見から脱し、平等な条件で自分らしさを語る童話だ。 作品の中でコンジュは邪魔なドレスを脱ぎ捨て、王子を救う凛々しい人物として登場する。 狩りに素質のなかった王子は、姫に会ってから、自分が裁縫、料理、ガーデニングに才能があることを発見する。 そして二人は結婚をしながら国を治める王の役割を姫が引き受け王子は王の夫になる。
イ·グムイ作家は、子供の読者に正しい性平等意識を悟らせるために、性に対する固定観念なしに自分が好きで上手なことをする登場人物の姿を見せてくれた。 絵を描いたコ·ジョンスン作家も、外見が華やかな姫と王子ではなく、平凡な姿を描き出すことで、作品のテーマを精一杯生かした。
お姫様らしく考え、話し、行動する小さな王国の桜桃姫
小さな王国には古くから伝わる「暴れん坊姫伝説」がある。 自分勝手に育った暴れん坊姫のために民が皆去ったという話だ。 小さな王国の王女、ユスラウメは暴れん坊の王女のようにならないように常に努力した。 ところが、10回目の誕生日を控えて、エンドゥは心配が多くなった。 近づく民家体験のためだ。 何時間も品位を保ち、お姫様らしく振る舞うのも大変なのに、一週間も他人の家に行って暮らさなければならないなんて…。…. しかし、お姫様はやりたくないこともしなければならない。 ユスラウメは「スモモ」という同年代の子供の家を体験しに行く。 桜桃を手厚くお姫様扱いするスモモの家族たちと違って、スモモは桜桃に生意気だ。 スモモは桜桃姫を真似して作った自分の名前が気に入らなかったためだ。
「でも、どうして一生使う自分の名前を他の人がつけるのか分からない。 あなたが後で王になったら、法律を変えてみて。 自分の名前は自分でつけるということで。」
桜桃は一度もやったことのない考えだった。
「真剣に考えてみるよ」
_32ページの中で
ユスラウメはスモモが少し不便だったが、一緒に遊びながらすぐに親しくなる。 スモモと話していたところ、エンドゥは何でも上手な自分のために幼い国民が苦しんでいるという事実を知ることになる。 少し悔しい気持ちでエンドゥは自分が聞いて育った「暴れん坊姫伝説」を教えてくれる。 ところが、スモモはすでにその話を知っていて、しかも甘い愛の物語だという。 スモモの祖母を通じて、エンドゥは暴れん坊姫の隠された裏話を聞くことになる。
「お姫様らしいものって何だろう? 私らしいものは何だろう?」
新しい伝説の主人公となるユスラウメとスモモ
ノイバラの茂みに閉じ込められた王子を見事に救い、王になった暴れん坊姫の話はエンドゥが知っている話とかなり違った。 勝手に行動するのが当然な幼い年齢の暴れん坊姫に人々は「暴れん坊」というニックネームを付けて王国を離れてしまったが、姫は小さな王国の隅々を一人で管理してきて民を再び帰ってくるようにした。 暴れん坊姫は、桜桃姫のように勉強を熱心にしなかったにもかかわらず、いまだに多くの子供たちの手本になっていた。 暴れん坊姫の伝説を全て聞いた桜桃姫は、本当の姫らしいのが何なのか、本当の桜桃らしいのが何なのか考えてみることにする。
身分の偏見なしに姫を友人として扱い、自分の名前は自分が付けたがるスモモも魅力的な人物として描かれる。 友情を交わしたユスラウメとスモモが新しい伝説の主人公になると誓う最後の場面は、読者に深い感動と響きを与えるだろう。 息子や娘らしいのではなく、兄や姉らしいのではなく、女や男らしいのではなく、自分が好きで上手なことを考え、真の「自分らしさ」を考えさせる童話だ。
作家紹介
イグム(ジウン)
幼い頃一番好きな遊びは話作りでした。 大人になっても同じです。 世の中のあちこちに隠された絵のように隠された話の種を探して童話にしています。 そのおかげで作家になって多くの作品を書きました。
その間、創作童話『あなたも天末なりや』『私と少し違うだけだ』『車台機を探します』』, 『暴れん坊姫のように』、『一夜』、『バムティ村』の4部作などを出したそうです。 舒川児童文学賞、尹錫重文学賞、方正煥文学賞などを受賞し、2024年には作家部門で韓国で初めて国際ハンス·クリスティアン·アンデルセン賞の最終候補に選ばれました。
ホームページ:leegeumyi.com
受賞:2007年 昭川児童文学賞
SNS : http://leegeumyi.com/
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絵本、エッセイ、青少年小説、漫画など領域を広げ、自分の話を伝えます。 書いた本に『ガードを上げて』『最高に素敵な日』『綿ズボンおじさんの綿ズボン』『オクチュンダン』『シーソー』『ある老いた山羊の話』などがあり、描いた本で『私たちここにいます。 動物園」「63日」「私は」などがあります。 青少年小説『私の中の騒ぎ』、エッセイ『さよなら』『絵本という山』『とぼけるように生を愛するあなたへ』を出版しました。
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